( 1学期 ) ( どれみ幼稚園 / 年間の主だった保育 )
 

川遊び

 
海とは違う川の発見 川遊びを通して
 7月11日川遊び、前日の雨も上がり、まずまずのお天気となった。着替えをして手作りのアミを持ち、リュックサックセットを背負って通園バスで出かける。
通園バスを降りて徒歩10分、目的の場所に到着、ここは町の音が聞こえず、園児達の耳に入る音は川の流れる音、風の音、鳥の鳴き声等です。
「今日の水は少し濁っているね先生、川の音も前より少し大きい」と園児達は、周囲の環境に敏感です。
 園児達は、いっせいに川の中に入り遊びます。自然物を利用し遊ぶ園児、動植物を見たり触ったりする園児、手作りの道具を利用し遊ぶ園児と様々ですが、回を重ねるごとに遊び方が上手になり自然の中にとけこんでいる感じがします。
川の中で石に足をとられてころぶ園児も少なくなってきました。ターザンロープは、川の上でブランコができ、ロープウエイは濡れず、川を渡ることができ、園児達に人気があるので時間がたってから行います。
カニを見つけた園児が報告に来ました。「先生、カニを見つけたよ、石をひっくり返したらカニがいた。」バケツに入れてます。




川沿いの林道をムギワラ帽子をかぶったおじさんが通り見ています。「何かとれるかね」カニがとれたよ、「この川は50年くらい前はウナギがたくさんとれたしアユもいた、でも今はもうダメダ。」今はいくら捜してもウナギ、アユはみあたりません。今、これらの魚の泳ぐ姿を園児達に見せてあげられたらどんなにすばらしいことでしょう。
でもカニがとれたし、ヤゴもとれた、アブラハヤもヨシノボリも泳いでいる。今となってはこれくらいでしょうか、帰りには、全部逃がして帰りましょう。自然を大切に。

 年長男児数人が川で遊ぶといって木で舟を作りました。
慣れない手つきでノコギリを引き、切り口はもうギザギザです。ときどきため息をついて「先生手伝ってよ。」
 時間がかかりあまり上手とは言えませんがなんとか舟ができました。先生も作るから一緒に遊ぼう。園児達はきっと舟を作りながら川での遊びを想像していたことでしょう。「それと先生は水車を作るよ。」園児達に約束しました。
当日、その舟を浮かべて大喜び、川下へと舟を走らせ競争になり大奮闘、遊びながら川の流れを知りました。
次は水車で遊ぼう、川の流れのやや強い場所に水車を固定します。すると水車はゆっくり回り始めました。水車の中心に糸をつけ、川上に舟を引っぱろう、手を離すと水車はゆっくり、ゆっくり舟を引き始めました。 「引けッ、引けッ」「アッ、石にひっかかった、その石をどけて」水車は川の流れにさからって舟を引っぱりあげました。 「やった水車が舟を引っぱった」この遊びを通して自然の力、水の力等を知ったようです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
< 戻る